すおのブログ

「桜降る代に決闘を」のことを書いているはず

トコヨ(オリジン)【扇】の紹介

 こんにちは、自称扇のミコトすおです。

 

 ふるよにを始めてから1年経ったので、記念に記事を書いてみました。

 今回の内容は、私がふるよにを始めた頃から好んで宿しているメガミトコヨ(扇)の紹介です。

 

特徴

 一番の特徴としては、豊富で優秀な対応札及び妨害札による高い防御力が挙げられる。また、「梳流し」と「久遠の花」という2枚の-/1攻撃を持つためクロック性能が高いメガミでもある。

 特性の境地は、「雅打ち」による打ち消し、「梳流し」を山札上に戻す、「無窮の風」再起などメリットは大きい。しかし、集中力2の状態ではターン開始時に得られる1集中力分のリソースを捨てることになるため、デメリットは小さくない。このデメリットによってリソースにはあまり余裕がない。

 

カード紹介

 

【通常札】

 

梳流し

 -/1であるため攻撃が通れば確実に相手ライフを1点削ることができるが、単間合いなのでステップ対応に弱い。

 境地時に山札上に戻る効果は再使用できるだけでなく、再構成を遅らせることにも繋がる。ただし、山札に戻すと前進で妨害されやすいため、非境地で使用して山札に戻さない方が良いこともある。繰り返し使用したい場合は、「詩舞」や「跳ね兎」などの後退札を用意する、相手オーラを削らないことで前進を妨害する、などの工夫が必要となる。また、このような梳ループを行う場合は再構成後など山札が一定数残っている状態でスタートすると使用回数を伸ばしやすい。

 山札に戻る効果で山札の偶奇調整が可能なので、「梳流し」を使用できる見込みがあるなら奇数再構成してもよい。

 

 

雅打ち

 境地ならば2-4間合いの非切札攻撃を打ち消すことができる強力なカード。ちなみに、切札攻撃には対応できないが、「律動弧戟」によって発生した攻撃や「熊介」の攻撃後効果によって発生した攻撃などには対応できる。

 強力なカードではあるが、境地雅を構え続けるのは弱いので注意。前述したように境地は1ターンにつき1リソース損をするため、2ターン構え続けると2リソース損であり、これは2/2攻撃を食らったのと変わらない。相手が攻撃してくるタイミングを読んで、適切に1ターンだけ構えられるようにしたい。また、境地雅を構えているのに最大効率を求めて「特定カード以外はスルー」は足元を見られやすいので注意。マストカウンターがない場合は割と雑に吐いてしまっていい。

 対応で使用すると対応不可2/1となるほか、再構成直前の偶奇調整などにも使えるため、非境地状態で対応する選択肢もある。2-4,2/1は普通に優秀で自ターンに使用しても強いので対応に囚われすぎてはいけない。

 いずれの使い方の場合も「要返し」や再構成で山札に戻しておきたいかどうかを意識して使用を決めると良い。

 

 「雅打ち」を握っていなくても集中力2にしておくと、相手が勝手にケアしてくれることがある。成功すれば全力攻撃や散発的な攻撃の抑止となるので覚えておくとよい。

 

 

跳ね兎

 後退札。

 「梳流し」を当てたい時やクリンチ回避、レンジロックなどで使用する。ダストが必要なので「無窮の風」などダスト供給手段を用意しておくと良い。ちなみに、間合い3→5に移動できるので設置避けに使うこともできる。

 

 

詩舞

 2種類の効果を持つ対応であり、優秀な後退札。

 集中力を得られるので集中力1から境地になることができる。

 

「フレア→オーラ」:

 余ったフレアをオーラに回せるほか、対応で使用すると実質オーラ6構えることができる。ダストが枯れている時にオーラを回復する、扇忍で「壬蔓」を再起させる、などの目的で使用することもある。

「オーラ→間合い」:

 自ターンに使用する場合は、集中力を得る効果と合わせて優秀な後退札となる。対応で使用する場合は、ステップ対応となる。

 

 集中力1以上で対応使用すると集中力を得る効果が無駄になることに注意。例えば、集中力1or2で「一閃」2/2に対応「オーラ→間合い」で使用すると回避はできるが、手札とオーラ1の2リソース失っているのでオーラ受けしているのと変わらない。

 よって、対応で使用する場合は集中力を0にしておくと効率が良い。ただし、「詩舞」を構える度に集中力を0にしていると相手にケアされやすくなる。逆にこれを利用して詩舞を握っていなくても集中力を0にして構えている顔をすることでケアさせるテクニックもある。

 集中力1での対応「詩舞」から境地雅を構えるという使い方はできるが、相手にバレやすくケアされて損をすることも少なくない。リーサルなどどうしても必要な場面以外ではやらない方が良い。

 

 

要返し

 強力な回復効果を持った全力札。

 

「ダスト2→オーラ2」:

 扇は境地のために集中力を切りづらく、対応を構えるために手札も使い切りづらいなどの制約に加え、前述したようにリソースに余裕がない。そのため、手札1枚でオーラ2回復できる要返しは貴重な存在となる。

「伏せ札、捨て札から2枚を山札底に移動」:

 山札を2枚回復できるため、実質ライフ1/3点の回復をしている。3回使用すれば1点回復分の効果であり、長期戦になるほど恩恵を得られる。

 防御札を戻して防御力を強化することも攻撃札を戻して攻撃力を強化するもでき、状況に合わせた使い方ができるのが強みである。特に攻めの強化については、山札底を引くターンに理想的な手札を揃えることができるためリーサルなど一気に仕掛けたい場合に有効。また、デッキ一巡の打点にごまかしがきくので、対応札などと合わせて相手との火力差を埋めることができる。

 「要返し」を採用した場合の一巡目は基本的に、1t目に手札2枚を伏せて基本行動、2t目に要返し使用となる。このとき、最初の2枚は4t目の間合いで使用しやすい攻撃札となるようにマリガンすることが多い。

 

 

風舞台

 使用前後では何も変化せず、本質的には何も生み出していないカードである。そのため、使用する際には工夫が必要となる。

 達人の間合いである間合い2以下への移動が可能。また、1ターン限りの瞬間的な前進札としての使用も可能。ちなみに、オーラ5でも納をオーラから払うことで2前進できるほか、オーラ4に調整しておくことで1前進だけすることもできる。

 

 使い方としては基本的に攻めと守りの2種類である。

 

[攻めの風舞台]

 他の攻撃札などと合わせて使用することでアドを取る使い方。

 例を以下に挙げる。

  • 間合い0に移動できることを生かして「ゆらりび」や対応不可「クリムゾンゼロ」を当てる
  • 破棄時効果の後退を生かして「遠心撃」や「大天空クラッシュ」を当てる
  • レンジロックなどに対して瞬間的前進札として使用することで「月影落」などの大技を当てる
  • 間合い3→1で使用し、自ターンの開始間合を調整することで「熊介」を当てる

 展開時効果のみを活用する場合は、破棄時効果がデメリットとなるのでリーサルでの使用が望ましい。

 

[守りの風舞台]

 間合い操作能力と一時的に2オーラを得る効果を生かして、相手の攻撃間合いから逃げつつオーラを確保することで瞬間的防御力を得る使い方。

 間合い0付近で攻撃できるメガミが少ないことから主に間合い0に潜る使い方をするが、中距離ミラーなどの場合には間合い4→2のような使い方をすることもある。

 基本的には食らうはずだった攻撃分のオーラとライフを守ることができていると考え、これを実質アドとし、相手のリソース損を相対アドとして、これらを合計したものが総合アドとなる。相手がリソース損していない場合、リソース面でアドが取れていないということもあり得る。例えば、相手オーラが少なくダストが十分にある状況で使用し、相手がリソースを纏いに回した場合などである。

 相手にリソースの使い道がないor少なければリソース損させやすいため、オーラが埋まっている状況やダストが少ない状況、相手が宿しを必要としていない状況などで使用すると良い。

 リーサル回避で使用する場合は、相手のリーサルに必要なリソースを計算しておかなければならない。相手のリーサルを確実に潰したいなら「常世の月」と合わせて使用すると良い。特に気炎万丈の返しに風舞台常世の月でリーサルを潰すのは気持ちがいいのでオススメです。

 

 ここからは扇というメガミにおける「風舞台」の価値及び使用方法について述べる。

 扇は「雅打ち」や「久遠の花」など強力な対応札を持ち、これを構えるタイミングと使い方が勝敗を左右する。当然、相手にとってもこれら対応札の存在は大きく、相手は対応の上からライフを削らなくてはならない。ハンデスや対応不可攻撃がない限り、相手は対応を越えるために、攻撃札をまとめて使用する、対応を吐かせてから仕掛けるなどの工夫が必要となる。

 

・フルリソースを咎め

 相手が攻撃札をまとめて使用するのは基本的にフルリソースとなるターンである。このフルリソースとなるターンに合わせて「風舞台」を使用することで、相手の攻め時を失わせることができる。このタイミングでの使用することで、実質アドを稼ぐことができる上、状況を整えてリソース損させることができれば相対アドも得られるため、総合アドを大きくしやすい。

・隙を見せない

 相手が対応を吐かせてから仕掛ける方法の場合、相手は対応を吐かせた後、扇側が対応を構え直す前に再度攻撃を行う必要がある。扇側から考えると、この二度目の攻めを捌き切って対応を構え直すことができればライフを守ることができる。瞬間防御力に優れた「風舞台」はこれに適しているのである。

 

 

ここまで風舞台の使用法と価値について述べてきたが、最も言いたいことは「風舞台はあくまで特定の場面及び組み合わせでのみ有効な札である」ということだ。とりあえずで入れるような札ではなく、どうしても必要場合又は他に入れたい札がない場合にのみ採用するべき札なので注意して欲しい。

 

 

晴舞台

 書と組んだ場合、「森羅万象」の弾として使いやすい。

 爪or嵐と組んだ場合、ゲージを上げやすい。

 

 

 

【切札】

 

久遠の花

 扇が持つ最強切札。

 5フレアで対応不可以外のあらゆる攻撃を止めることができる上、-/1まで付いている。久遠の花を入れている場合、相手ライフを1まで削り5フレア溜めておくと相手は攻撃すると対応「久遠の花」による対応不可の-/1を食らってしまうため、対応不可以外で攻撃できなくなる。よって、この状態にできれば勝利。これを「久遠で蓋をする」「蓋をする」「蓋」などという。

 

 0-10,-/1なので自ターンに使用してのリーサルでも強いが、その場合は相手の対応に注意しなければならない。

 5フレア溜まっていないとその隙に大技を放たれることがあるため、それを許容できるか考えながらフレア管理を行うと良い。相手にフレアを削る札がある場合は、フレアを多めに用意しておくと安全。「詩舞」をフレア→オーラで使用する場合も同様。

 「久遠の花」を入れていなくても5フレア以上用意しておけば、大抵は相手が勝手にケアしてくれるので覚えておくとよい。

 

 

千歳の鳥

 扇の最大打点。

 2フレアでありながら2/2攻撃に加え、攻撃後に再構成ができる。

 再構成については、6枚程度で再構成できればライフ1点回復に等しい効果となる。ただし、2/2がライフに通る場合など、攻撃として有効に働くなら再構成効果を気にせず使用した方が良い。相手に「千歳の鳥」を止められる対応がある場合は採用しないことが多い。

 扇自身には「千歳の鳥」を生かす札が十分に揃っていないため、相方の札を見ながら採用を検討するとよい。扇には梳流しがあるため、相手は他の攻撃をオーラ受けすることが多いはずなので、それを咎める形で使用することが多い。

 

 オボロ(忍/戦)と組んだ場合は、再構成効果が設置と噛み合う。特に、千歳→鋼糸が強力。

 

 

無窮の風

 優秀なハンデス

 対応不可攻撃であり、攻撃後に相手手札の非攻撃札を落とすことができる上、再起までする。ステップ対応の多くが非攻撃札であるため、ステップ対応に対するメタ性能が高く、ステップ対応を苦手とする「梳流し」などの単間合い攻撃と相性が良い。

 1/1は基本オーラ受けされるので消費と合わせて2ダストを供給できる。そのため、跳ね兎などのダストを必要とする後退札とも相性が良い。

 再起については、境地雅を構えるタイミングや「要返し」を使用するタイミングで再起させると効率が良い。再起するため複数回の使用が可能だが、使用回数の目安は基本的な構築で1~2回程度。複数回使用はフレアが不足しやすいことや境地によるデメリットが大きくなることなどが理由である。

 

 メガミ単位では、ユキヒ(傘/社交)のかさまわしを落とす、クルル(絡/機器)のプランを破壊する、などの目的で使用することがある。

 

 

常世の月

 自リソースの回復と相手リソースの剥奪を同時に行うカード。

 リソース回復はリソースが不足しがちな扇にとって貴重な効果である。特に梳ループを狙うデッキでは後退リソース及び境地確保を行いつつ、相手の前進リソースを奪えるため重宝する。レンジロックする場合にも強力。

 リソース剥奪効果が優秀であり、纏いや移動のリソースを奪うことで相手の攻撃力と防御力を下げることができる。相手のリーサルを潰すことも可能であり、後退札や風舞台などの間合い操作系カードと組み合わせることで、より効果的となる。

 

 相手ライフ3~4点の状況から、後退→梳流し→後退&纏い を行い相手のリーサルを消しつつ自分は梳久遠でリーサルという動きが強い。