すおのブログ

「桜降る代に決闘を」のことを書いているはず

【S8-2】旗鋸(ホノカ/シスイ)デッキ紹介

 こんにちは、新シーズン開幕で構築メモが捗っているすおです。
 自称カジュアルプレイヤーなので、カード更新や新メガミ公開の直後だけツイート数が増えがち。

 旗鋸という組み合わせは、S8においてほとんど評価も注目もされていなかったと認識しています。私自身も大会に持ち込んだことはありません。この組み合わせが低評価のまま忘れ去られてしまうのは流石にもったいないと思い、「旗鋸も意外とやれるんですよー」と伝える意味で記事にしてみました。

 このデッキを考案したのはS8な上にカード更新による影響も一切なく、正直なところS8-2に書く記事としては今更感があったので、最後の方に旗鋸デッキを応用した遺鋸(レンリA/シスイ)のサンプルデッキも載せておきました。

【概要】

まずは旗鋸のシナジーについて、
・裂傷とヲウカの相性が良い
・四季のおかげでウバラザキを再起させやすい
私が考える旗鋸の強みはこれだけでした。S8では周囲のミコトも含めて評価低めだった理由がよく分かります。

 今回紹介するデッキは、「評価が微妙な旗鋸という組み合わせで強いデッキを組めないか」と思案して生まれたデッキです。
 旗単体の強みと鋸単体の強み、そして上記の限られたシナジーを凝縮することで形になりました。

 ここからはサンプルデッキについて簡単に説明するのですが、その前に土台となっている旗の高速開花プランについて説明しておきます。

 ここでいう高速開花プランは以下の流れを指しています。
2T,3T目:
四季(伏せ札ボトム、ドローなし)、精霊式(開花ボトム) → 四季再起
4T目:
A:守護霊式(開花ボトム)、四季(伏せ札ボトム、ドロー)、桜の翅(or相方の後退札)、突撃霊式
B:追い風、守護霊式(開花ボトム)、四季(伏せ札ボトム、ドロー)、後退(or相方の後退札)、突撃霊式
 この動きは、初巡4T目を作ることで守護霊式の間合いへの到達を相手に協力してもらい、4T目に理想のハンドと間合いを用意して突撃霊式まで振ることを目的としています。
 この高速開花プランは汎用性が高く、1巡目の動きとしてはキレイなのですが少しだけ欠陥があります。それは、4T目のダスト問題です。
 4T目は「守護霊式の攻撃後効果」「桜の翅 or 追い風」のためにダストが必要ですが、3T目に自分がしゃがむ関係でダスト量は相手依存です。そのため、相手が意図的にダストを絞ってくると結構困ります。「相方で3T目にダスト生成」「攻撃のオーラ受け」「相方の後退札に頼る(例:影の翅、葦)」などで構築段階から対策しておきたいところです。

 ここで話を戻します。
 今回のサンプルデッキでは、旗側はヲウカ生成に必須なカード+ヲウカ補助の指揮、鋸側はオーラ圧が高くヲウカ圧を高められるカードに絞っています。中途半端な構築にすると、「ヲウカが強いだけのデッキ」あるいは「鋸(単体)が強いだけのデッキ」になりかねないためです。
 また、サンプルデッキでは3T目に徹底抗戦を使用します。この徹底抗戦によって、4T目には相手のオーラ裂傷2個と自分のオーラ裂傷1個で計3個のダストを確保しています。これが旗鋸における、高速開花プランの破綻対策です。
 加えて、高速開花プランにおいて暇になりがちな3T目に徹底抗戦がテンポが取ってくれる点もこのデッキの強みになっています。

【構築】

【立ち回り】

1T:
宿し
2T:
2前進
四季(伏せ札ボトム、ドローなし)
精霊式(開花ボトム) → 四季再起
 エンド時の状態:山札4枚、集中0、手札1枚、オーラ5
3T:
徹底抗戦(オーラ裂傷)
4T:
守護霊式(開花ボトム)
ウバラザキ
四季(伏せ札ボトム、ドロー)
桜の翅(後ろ、開花) → 四季再起
四季 ※必須ではない
突撃霊式(開花ボトム)
指揮
前進(間合い4) ※集中が余っていれば
エンド時 指揮{1/1}
 エンド時の状態:山札2枚、集中0、手札0枚、間合い4 or 5
5T:
神霊ヲウカ (ケアされた場合は金屑纏いか反乱撃あたりで圧を継続)

 4T目の手札が「守護霊式/桜の翅/指揮/*」なので、四季で「守護霊式/指揮/刻み刃/反乱撃」に入れ替えてから殴ることで鋸寄せのサブプランへの派生も可能です。ヲウカ生成を2巡目に先送ることになりますが、徹底抗戦がヲウカと同等な圧を出してくれるのでデッキコンセプト的には特に問題ありません。

【付録:遺鋸(レンリA/シスイ)サンプルデッキ

 旗鋸デッキのサブプランを応用した遺鋸のデッキもついでに紹介しておきます。
 デッキコンセプトは「1巡目に徹底抗戦から理想のハンド叩きつけて気持ちよくなる」です。

構築

通常札:
・神授
・魚吊り
・刻み刃
・反乱撃
・徹底抗戦
・金屑纏い
・自由枠 (嘘突き、玄塗り、鋸斬り)
切札:
・夜山恋離のなれの果て
・ハドマギリ
・ウバラザキ

立ち回り

1T:
神授(遺物デッキトップ)
2T:
偽証魚吊り(本物)、伏せ宿し、桜鈴(2前進, 伏せボトム)、前進
3T:
徹底抗戦(オーラ裂傷)
4T:
反乱撃、刻み刃、金屑纏い、ウバラザキ、ハドマギリ、自由枠赤札(任意)

4T目の自由枠赤札について、
玄塗り:ライフに通るなら振る、通らないならキープ
鋸斬り:2巡目の山札を圧縮した方が基本強いのでキープ。いつ振っても1点なため
嘘突き:そもそも振れる間合いか怪しい。鋸斬りと同じ理由でキープ

【あとがき】

 旗鋸を触ったことがないor一度切り捨てた方は、機会があれば今回のデッキを回してみてください。「旗鋸、意外とやるな」と思ってもらえたら嬉しいです。
 また、今回紹介したデッキは旗の基礎が詰まっているので、他の旗Xにも応用ができます。「旗のこと、よく分かってない」という方は参考にしてみてください。

 最後に、私は今でもこのデッキのこと「最終的に通常札7枚中3枚が全力札になるのが気持ち悪い」と思っています。

この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」からお借りしています。
URL: https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html